今年の卒塾生対象イベント「スーダンレポート」を3月25日に行いました。元ひらゼミスタッフの鈴木智也氏が海外青年協力隊での活動を報告してくれました。現地イスラム教徒のコスチュームに身を包み、写真や動画、ウェブサイトなどを駆使してスーダンでの2年間の活動を話してくれました。
若者たちにバスケットボールを教えていたこと、女性たちにアクセサリーの製作・販売を提案して事業化したことなど、興味深い話ばかりでした。現地テレビのバラエティー番組に呼ばれた時のビデオでは、彼が自宅キッチンで作ったスーダン料理を現地の人たちに振る舞った様子を紹介する動画があり、慣れた手つきで料理する場面に感心。現地の言葉で司会者のインタビューに答えるモニター中の人物と、今自分たちの眼の前で話している人物が同じだという事は、卒塾生たちにとっては不思議な感覚だったかもしれません。
彼が伝えたかったメッセージは「危険なイメージが強いスーダンにも安全な場所があり、そこで暮らしている人々がいる」「他国の文化・生活、宗教などを知ることはこれからの日本人にとっても必要である」ということです。
参加した卒塾生たちはしっかりこのメッセージを受けとめてくれたと思います。