受験生保護者とのメール記録

ひらゼミにはいろいろな目的で通塾されている生徒さんがいますが、

高校受験を主目的とされる方の比率が一番高くなっています。

受験生本人は目標達成にむけて頑張って勉強しています。

保護者の方とは面談や電話、メールで作戦を共有して進めています。

 

以下は2019年春の高校受験で保護者の方と交わしたメールの記録です。

これから高校受験を迎える受験生本人、保護者の方にとって、

参考になる点がたくさんあるのではないかと思い、ご紹介いたします。

 

S君は中学1年からひらゼミでの学習を始めました。

中学3年秋までテニス中心の生活を過ごし、ご両親もS君のテニスを

全面的にバックアップされていました。

ゆるーい ひらゼミ はこんな生徒にピッタリです(自画自賛)。

 

他の受験生に比べると受験モードに入るタイミングは遅かったものの、

S君のスイッチが入るとともにご両親もモードを切り替え、

猛烈な駆動力で前進されました。

「受験は団体戦」とよく言われますが、ご家族のチームワークが

これほどまでに鮮やかに発揮された受験も珍しいと思います。

 

長い文面の中で読み取っていただきたいのは以下のポイントです。

 

ポイント① 志望校をどのように絞っていくか

ポイント② 都立高校一般入試にむけた学習メニュー

ポイント③ 日々高まっていく緊張感

ポイント④ 会場模擬テストは必須!

 

主にお父様とのやりとりが中心ですが、教育専門家の方ということもあり、

私(塾長 平田)自身、大変勉強になりました。

くどいようですが、すごーく長いのでお時間のある時にご覧ください。

(これでも結構編集し、短くしたんです…。)

 

*プライバシーに配慮し、個人名・学校名は伏せてあります。

*お父様を「父」、お母様を「母」と記し、敬称を省略させていただきました。

*メール冒頭・末尾の挨拶や受験関連以外の話題は省略している部分があります。

 

11/27 父→ひらゼミ

 

<略>

 

主に相談いたしたいことは、次のとおりです。

 

・私立高校の受験先をどこにするか

・都立高校(現時点ではかなりハードルが高いですが、

  第一希望はT高)の受験先をどうするか(どの時点で、どう決定するか)

・どのように勉強を進めていくか(とくに都立の本番試験でいかに点を

  取るか、そのための教材・スケジュールなど)

 

受験校選択の参考になる資料などがあれば、拝見できると嬉しく思います。

 

<略>

 

同日 ひらゼミ→父

 

<略>

 

私立高について

S君本人からはA高、B高、C高をお聞きしております。

学業レベル、テニス環境、通学時間などはすでにご検討済と思いますので、

あとはやはり実際に足を運ばれた時の印象を加味されるとよろしいかと。

 

都立高について

都立一般入試用教材(教育開発出版「都トレ」)をご案内する予定です。

すでに数学は過年度版で学習しておりますが、

5教科とも最新版でラスト2ヵ月の演習を考えております。

 

T高も現時点で点差はあるものの、決して届かない位置ではないと思います。

これからの頑張りで点差を埋めていくのは可能と見立てておりますが、

実際の出願にあたっては、

私立併願校の魅力によって以下のように選択されるのはいかがでしょうか。

 

私立「けっこう魅力あり/まあ行ってもよい」くらいの場合

→1月VもぎでC判定以上ならT高、未満であれば都立の次候補と私立との選択

 

私立「あまり気がすすまない」場合

→1月VもぎでB判定以上ならT高、未満であれば余裕のある次候補に出願

 

Vもぎの判定は塾講師の経験則よりも精度が高いように思います。

T高は毎年人気が高く倍率も厳しいため、

VもぎがA判定でも安心はできませんが、

最終的には1月模試の結果を見て決められるのがよいのではないでしょうか。

 

<略>

 

12/25 父→ひらゼミ

 

<略>

 

冬休みの計画ですが、次のように考えていますが、いかがでしょうか?

 

・冬休み中は「都トレ」を中心に進める。

 冬休み中に2周り終わらせるつもりで取り組む。

・理科、社会は、教科書を通読する。できれば複数回。

・塾(個別指導)では、英語、数学、国語の指導を中心にお願いする。

・理科、社会は自宅での取り組みを中心に進める。わからないところは

 教科書を熟読する(通読とは別に)。また、塾にて質問させていただく。

 (状況に応じて、自習をお願いすることもあるかと思います。もちろん、

  その時点で空きがあれば。)

 

とにかく都立本番対策に特化して進めたいと思っています。上記について

遠慮なく、ご意見、ご修正くださいませ。

 

方針が決まりましたら、大まかなスケジュールを塾と家庭とで共有ながら

進められればと願っています。塾でも適宜、「宿題」として家庭で学習する

中身をご指定くださいませ(「都トレ」でもそれ以外でも)。

 

<略>

 

同日 ひらゼミ→父

 

冬の進め方につきまして了解いたしました。

「都トレ」を2周できるとかなり違ってくると思います。

 

・英語につきましては「まとめと完成」も併用し、

 都立入試の出題スタイルよりも多少広めに扱いたいと考えております。

・国語、数学は都トレでの演習を軸に進めます。

・優先して反復したい部分は宿題の形でご提案いたします。

 

<略>

 

1/30 母→ひらゼミ

 

<略>

 

昨日も少しSと話しましたがもう模試がない中で判断に悩んでいるようです。

 

V模擬は難しい。都立過去問はできる。と本人は思っているようです。

それぞれの問題で各校の合格点はどのぐらいか平田先生に聞いてみたら?

と言いました。

 

都立にいきたいから確実をとるならK高じゃ難しいかな、確実ならM高かなと

悩んでいるみたいです。

 

<略>

 

Sが自分から真剣に勉強しているのを見るとこれで高校受験は成功だなと思います。

わかる楽しさをわからないままでいくのかなぁと10月頃は心配しましたが

今はずっと勉強していて苦にならない、楽しいと言ってます。

それだけで大成功!

つめこみの塾ならこんな風にはならなかったと思います。

平田先生には感謝です!

 

<略>

 

同日 ひらゼミ→母

 

<略>

 

最後のVもぎでT高が射程圏内に入った感じですね。

もう少し余裕がある状態に持っていければ迷いなくT高に出願できたと思いますが、

ちょうど悩ましい位置かもしれません。

塾としてお手伝いできることをすべてできたのか自問しております。

 

S君は出願校を自分で決断するのに十分成熟されていると思いますので、

彼の判断を尊重されるご家庭の方針に私も賛成です。

もしS君からご相談があればニュートラルにアドバイスをさせていただく

つもりです。 

 

<略>

 

2/4 父→ひらゼミ

 

<略>

 

さて、いよいよ間近に迫ってきました。

都立の受験校をどうするか、決定しないといけません。

VもぎではC判定にはなりましたが、D判定に近いC判定でしたので、

正直なところ、けっこう厳しいとは思っています。

 

過去問(H27年度)に自宅で取り組んでみたのですが、T高の合格点には

かなり遠い感じです(M高のC判定レベルでした)。

数学以外の教科は、出題内容によって出来にムラがあるようです。

知識が充分に体系化されていない印象です。

とくに国語の説明文・論説文と古典、理科と社会の特定分野に顕著である

気がします。

 

本人はT高に挑戦したいと思っているようですが、しかし、私立よりも都立に

行きたいと考えてもおり、親としても判断に迷っています。

最終的には本人の意思を尊重するつもりではいますが...。

 

同日 ひらゼミ→父

 

<略>

 

H27年度の過去問はあまり良くなかったとのこと、

先週は塾での演習もミスが多く、1月20日Vもぎ時点から見ると、

数学を含め全体的に下降気味に思います。

やはり徐々に重圧がかかってきているのかもしれませんね。

2月上旬に底を打って上昇に転じ、

2月22日あたりがピークになるといいのですが…。 

 

過去の受験者平均点は以下のようになります。

H27年度は5年平均値よりやや易しかったようです。

 

H30 323.4

H29 298.1

H28 302.1

H27 309.5

H26 287.6

 

単元のムラ、知識の体系化につきましてはT高合格層もそれほど完成度が

高いわけではなく、社会・理科は4択(消去法で減らして2択?)という

出題形式の恩恵に与る受験生も少なくありません。

確信を持てなかった正答や消化不良の誤答もS君だけではなく、

大きく遅れをとっている訳ではないと思います。

 

一方でS君の不安要素としては「解ける問題」「知っている問題」のミスの

振れ幅が挙げられ、波長が合えばT高も十分に届く力がある一方、波長が

合わないとM高も安心できません。

 

先週土曜の時点では、お父様のおっしゃる通りS君は出願校を決めかねて

いるようでしたが、「まずT高に出願して、倍率によっては取下げ・再出願」

と考えているようでした。 

 

私は過去問の出来と出願倍率を見て、

T高かM高の選択かなとアドバイスさせていただきました。

(K高も良い学校ですが、

「K高単体の魅力」≦「M高の点数的余裕+テニス環境」と考えました。)

 

倍率のどのラインで線引きするかは、これもまた難しいところですが、

T高の初日出願率は2年連続で99%ですので、その数値が分かり次第すぐに

報告させていただきます。

おそらく当日午後10時頃にはハッキリすると思います。

 

<略>

2/5 父→ひらゼミ

 

<略>

 

簡単だった27年度の出来がよくないのはなかなか痛いです。

落ち着いて考えれば出来た問題がちらほらありました。

塾でもミスが多いとのこと、本人も焦りがあるのかもしれません

 

すべての教科で調子がよければT高も届く可能性はありそうですが、

逆の場合はM高も安心できないというのは、

平田先生のおっしゃるとおりと思います。

 

ここから約2週間、何をどう勉強・対策していけばよいのか、

アドバイスはありませんでしょうか?

 

志望校については、本人もK高よりはM高が気に入っているようなので、

倍率をもとにT高を取り下げてM高にするかどうか、

決めていくことにしたいと思います。当日夜には倍率がわかるのですね。

ありがとうございます。

 

ちなみに、例年、取り下げ・変更を行う人数・割合はけっこうあるので

しょうか?

 

大学入試と異なり、都立入試はVもぎなどの難易度(偏差値)予想と

合否判定はかなり信頼できると受け止めているのですが、

いかがでしょうか?

 

<略>

 

2/6 ひらゼミ→父

 

<略>

 

これから2週間の勉強は今までと同様でよろしいのではないかと思います。 

 

過去問、Vもぎ、都トレ等で実戦的なアウトプットを繰り返しつつ、

失点した部分をご家庭で用意されたまとめ教材等で

一つずつ単元を復習していく形で進められていることと思います。

当塾でもその形で授業・自習を積み重ねています。

eトレや塾にある教材をご利用いただいても構いませんが、

あまり多種類に手を広げるのも体系化しにくいかもしれませんね。

 

私立・都立の推薦で進路が決まった生徒が出始め、

この後2月10日~12日の私立一般入試で受験を終える生徒も出てきます。

都立一般組が割合としては多数とは言え、

プレッシャーが大きくなってくると思います。

適度な運動や息抜きなどが今まで以上に重要かもしれません。

 

S君からは

「父も母も自分の希望を尊重してくれてありがたい。

父は子供の受験を楽しんでいるようにも見える。」旨の言葉もあり、

コンディショニングには理想的なムードのように思います。

 

大学受験のお姉さんの頑張りもS君にプラスに働いているのではないで

しょうか。

 

ちなみにT高の過去の取下げ・再出願は以下のようになります。

<略>

 

当初出願初日の夜にVもぎ(進学研究会)から出される速報には、

難易度予想も付され、毎年かなり精度の高いものになっております。

こちらの予想もお知らせいたしますのでご参考になさってください。

 

余談ですが、

Vもぎ、Wもぎのビッグデータを活用すればかなり正確に首都圏公立中学の

問題点が浮かびあがるように思います。

塾の力量もバレバレになりますね。

 

同日 父→ひらゼミ

 

<略>

 

 > これから2週間の勉強につきましては今までと同様でよろしいのでは

 >ないかと思います。

 

そうですね、ここまでの教材を活用することにします。

 

 > 過去問、Vもぎ、都トレ等で実戦的なアウトプットを繰り返しつつ、

 > 失点した部分をご家庭で用意されたまとめ教材等で一つずつ単元を

 > 復習していく形で進められていることと思います。

 

まとめ教材はとくに用意しておらず、ノートに「覚えておくべき知識

・解法など」をメモしておく方式にしています。

 

体系化がちょっと足りないかもしれないと不安ではありますが、

理科・社会は適宜、教科書を見ることで補っています。

 

いかがでしょうか?

 

 > 当塾でもその形で授業・自習を積み重ねています。

 > eトレや塾にある教材をご利用いただいても構いませんが、

 > あまり多種類に手を広げるのも体系化しにくいかもしれませんね。

 

はい、いまあるものを完璧にしたいです。ただ、充分かどうか、抜けや

漏れがあるのではないかと不安もあります...。

 

 > 私立・都立の推薦で進路が決まった生徒が出始め、

 > この後2月10日~12日の私立一般入試で受験を終える生徒も出てきます。

 > 都立一般組が割合としては多数とは言え、

 > おそらく今まで以上にプレッシャーが大きくなってくると思います。

 > 適度な運動や息抜きなどが今まで以上に重要かもしれません。

 

はい、あと2週間少々、上手くバランスを取っていきます。

 

 > S君からは

 > 「父も母も自分の希望を尊重してくれてありがたい。

 > 父は子供の受験を楽しんでいるようにも見える。」旨の言葉もあり、

 > コンディショニングには理想的なムードのように思います。

 

そうですね、他のご家庭ほど深刻にはなっていないとは思います。まあ、

本人の性格もあるかもしれません。

 

 > お姉さんの頑張りもS君にプラスに働いているのではないでしょうか。

 

はい、そう思います。

 

 > ちなみにT高男子の過去のデータは以下のようになります。

 

 <略>

 

ありがとうございます。あらためて見ると、厳しい数字ですね...。

約2倍というのは、公立高校としては非常に高い数字だと思います。

 

 > 当初出願初日の夜にVもぎ(進学研究会)から出される速報には、

 > 難易度予想も付され、毎年かなり精度の高いものになっております。

 > 合わせてお知らせいたしますのでご参考になさってください。

 

はい、こちらをもとに最終判断をしたいと思っています。もう明日ですね。

 

 > 余談ですが、

 > Vもぎ、Wもぎのビッグデータを活用すればかなり正確に首都圏公立中学

 > の問題点が浮かびあがるように思います。

 

そうですよね...。

個人的には、公平なようで公平でないところが大きいような気がしています。

 

 > 塾の力量もバレバレになりますね。

 

そうかもしれませんね。

ただ、合格実績が高いことが塾の価値(のすべて)ではないと思います。

 

<略>

 

2/12 父→ひらゼミ

 

<略>

 

何点か、ご報告・ご相談です。

(中学校に尋ねればよいのですが、あまりあてにならないので...。)

 

まず、私立の併願優遇は合格しました。ありがとうございます。

(まあ、落ちる受験生はほぼゼロのはずですが...。)

 

さて、都立をどうするか、本人は昨日も何時間もかけて悩んでいました。

ひとまず、T高を取り下げてM高にする決意をしたようです。本人は、

T高にどうしても挑戦したいと思っています。ただ、ここまでの実績を

見ると、可能性は調子がよくて五分五分かと思います。

 

K高がちょっと難化しそうなので、選択肢としては、

 

 ・T高にチャレンジしてダメなら私立というパタン

 ・「もしかするとT高にいけたかも」と思いつつもM高を受けるパタン

 

の二択と考えました(K高を受けるならT高を受ける)。

 

本人はここまでやってきたからT高に挑戦したいと思って、とても

悩んでいますが、

「私立はいきたくない、都立高校がいい(私立に比べて自由さがあって

楽しそう)」という思いがほんの少しだけ上回ると考えたようです。

 

「T高は楽しそう」と「『M高もまあ楽しそう』+『テニスについては

M高のほうが環境がよい』」とを比べると、ちょうど同じくらいか、

後者がほんの少しだけ上回るという感じとのことです。

まあ、自分で自分を納得させようとしているのだと思いますが...。

 

周りにもT高にいくと言って回ってきて、周りも応援してくれている

ということも気になっているようです。

 

あくまでVもぎの予想に基づけば、ということですので、親としても

決め手がありません。調子がよければT高に受かる可能性はあると

思います。M高を受けて、当日のできがよくて、T高も合格できたね

と後悔するかもしれません。逆にT高を受けたけどダメで、M高なら

いけたね、ということになるかもしれません。

 

VもぎだとT高は780、Wもぎ予想だと755でだいぶ

開きがありますが、前者のほうを信頼するしかないかなと思います。

Wもぎの数字を信じるならば、たぶんT高を受験していると思います。

 

結局、本番でどれくらい取れるかの見込みが立たないので、悩みます。

 

「都トレ+II」の5教科を解いてみたところ、406点でした。

ギリギリT高に届くかな、という感じです(B判定くらいでしょうか)。

ただ、平成27年度過去問の結果は、先日のとおり、376点で、かなり不足。

ベネッセの予想問題をやってみたところ、英88、数85、国77でした

(理科社会はまだやっていません)。ちょっと簡単なのかもしれません。

 

数学、英語はある程度、安定してきたかもしれませんが、

 

・国語の論説文が好きなジャンルかどうか

・理科、社会で比較的得意な分野が出るかどうか

 

というあたりでムラがあるようです。ここから10日間弱で上記を

何とかして、安定して400点を超えられるようになったとしても、

合否判定は五分五分かなと思います。(倍率も昨年度より上がる予想に

なっていますので...。)

 

M高にするという気持ちでいったん「仮決め」しておいて、本日を

過ごし、本日帰宅後、まだやっていない平成25年度とか24年度の問題

を解いてみて、何点取れるかを見て最終的に決めることにしました。

ただ、数学は解いたことがある問題のようなので、去年の二次募集の

問題(英、数、国)を使うかもしれません。

 

<略>

 

なお、二次募集の問題(東京都教育委員会のウェブサイトにありました)

は、難易度は一次募集と同じでしょうか?

 

また、都立高校の願書取り下げ・再提出について少し質問です。

おわかりになったら教えてください。

 

・明日が取り下げ、明後日が再提出ですが、取り下げ日の当日(明日)の

 時点で、各校でどのくらい取り下げがあったかという数字は発表される

 のでしょうか? それとも、再提出が終わるまで(明後日の夜以降)、

 発表はないものでしょうか?

 

・明日、取り下げてみて、やはりもともとの高校に再提出する、という

 ことは可能なのでしょうか?

 

<略>

 

2/13 ひらゼミ→父

 

<略>

 

私立の合格おめでとうございます。

このステップがあると無いとでは都立入試に挑む時の安心感が大きく

変わってきますので、決して小さくない一歩だと思います。

 

<略>

 

都立の2次募集問題の難易度は、問題をざっと見た感じですが、

1次とほぼ同じと考えていただいてよろしいのではないかと思います。

2次の平均点が手元の資料には見当たらず、

あったとしても受験者数がかなり少なく、

また学力層も中・下位層が多いのであまり参考にはならないかと。

 

取下げに関しては、取下げだけの速報というのは無く、

再出願後の増減が当日夜に発表となるだけです。

倍率が低い学校に20人を超える再出願があったりするケースも

散見されます。

 

なお一度取り下げた高校に再度出願するのは認められておりません。

 

S君の現状分析は私もお父様とまったく同じように考えており、

T高は当日の諸要素によって五分五分かなと思います。

年々、安全目な出願が増えてきているとは言え、

日比谷、西、駒場など上位校を希望する受験生の多くは同じように

悶々とした日々を過ごしています。

 

「都トレ+Ⅱ」406点はつま先に重心がかかる結果ですね。

 

<略>

 

2/12 父→ひらゼミ

 

<略>

 

本日は、腹痛のため、学校も休みました。

 

H30年二次募集の問題は次のとおりでした。

 

・国語:86(論説文は好きなタイプでしたが作文で大きくマイナス)

・数学:78(一問凡ミス)

・英語:86

 

理科・社会は、H26年度をやっています。社会は65...。

理科はいまやっています。

400点あればT高にチャレンジしてもいいかもと思いますが、

ちょっと厳しいですかね...。

 

「都トレ+Ⅱ」はちょっと簡単だったのかな、という印象です。とはいえ、

自信にはなりますね。今年の倍率だと、五分五分の点数でしょうか。

まあ、五分五分はばくちと言えばばくちですが...。

 

併願私立高が「まあ、行ってもいいかな」と多少なりとも思っていれば、

五分五分ならば、本人も親もT高にチャレンジという決意で動かないと

思います。

ただ、本人のなかでは、行きたい順でいうと、

 

 T高

 M高

 K高

  :

  :

  :

  :

 併願私立高

 N高

 

という感じなのだそうです。(ちなみに、N高は入ろうと思っても

入れないとは思いますが、本人は、勉強、勉強と言われて自由度がない

雰囲気がいや、ということです。併願私立高よりいやだそうです。

親としては近いからいいなと思うのですが...。)

 

<略>

わが家も長い目で見なければと思いなおしました。Sがどこで「開花」

するかはわかりませんが、親としては開花するのを信じるしかないですね。

 

わりと慎重な性格で、しかし頑固なところもあるので、本人が決めるのが

ベストだと思っています。

 

<略>

 

2/12 ひらゼミ→父

 

今日は学校をお休みされたんですね。

 

H26年は例年より難しかったようで、

H30年に比べると5科で30点ほど平均点が低くなっていました。

5科ともH30年であれば合計400点欲しいところですが、

理社H26年であれば390点くらいにラインを引いてもいいかもしれません。

となると理科75点ならボーダーライン上ですね。

 

2/12 父→ひらゼミ

 

<略>

 

理科61点、合計375点でした。ちょっとしたミスが重なった感じです。

しっかり考えれば、390点はいくと思いますが...。

 

ここ3日くらいずっと考えて、とても悔しいけれど総合的に考えて

M高にしたいと本人が決めました。... でも、悔しいな、といって

います。

 

がんばれば届くところにいるだけに、親としてももっとできたことが

あったかと後悔するところも大きいですね。

やはりテスト慣れしていないところが残ってしまった感じです。

不安定な要素を排除しきれないかな、と親としては思います。

 

この悔しさをどう取り返すか...ですかね。

 

2/13 ひらゼミ→父

 

おはようございます。

 

M高への出願ですね。

S君に悔しさも残る決断とのこと、

自信を持って第一志望校に出願できるような準備をお手伝いできず、

塾としてご期待に応えることができませんでした。

安定感を得るために「鍛える」時間がもっと必要だったのかもしれません。

もともと塾としてその感覚が希薄なのですが、

それを補えるだけの力が私に不足しておりました。

 

M高は早くから大学進学への取り組みを前面に掲げた学校ですので、

求めれば多くのものが得られると思います。

地の利を生かしてS君にとっての文武両道を目指していける環境ではないかと

思います。 

 

あと1週間、今の体調をキープして都立入試の22日に臨んでいただき、

25・26日(お姉さんの大学入試)への良い流れを作っていただけたらと思います。

 

S君の総合的な決断を尊重し、実力発揮を期待しております。

 

2/13 父→ひらゼミ

 

<略>

 

とんでもありません。Sが「ひらゼミでよかった」と繰り返しています。

集団の塾も親としては勧めたのですが、本人は諾とは言いませんでした。

Sの場合は、勉強に対するおもしろさがわかったことが受験の最大の

収穫です。

 

ギリギリでT高に入って、通学に時間をかけるよりも、M高で時間的に

余裕のあるなかで、テニスを含めて、のびのびと過ごすほうが合理的

だと受けとめています。いまは悔しさが先に立ちますが(本人も親も)、

悔しさはやがて薄れていきますので...。面倒見のよいM高のほうがSには

合っているかなと思っています。

 

地の利を生かして文武両道を目指してほしいです。ただ、高校では

勉強への姿勢ももう少し身に付けてほしいとは思っています。

おっしゃるとおり、「鍛える」時間をもう少しかけられていたらとも

思わないではありませんが、高校での課題だと理解しています。

Sは高校に入ってもひらゼミにいきたいと言っています。

 

Sはあと1週間、体調優先で臨みます。

 

<略>

 

2/14 ひらゼミ→父

 

こんばんは。

進学研究会から再出願のデータが届きました。

緊急度は高くないとは思いますがご報告いたします。

 

<略>

 

思ったよりも増えた印象ですが、T高、K高よりは低い倍率です。

 

<略>

 

2/14 父→ひらゼミ

 

<略>

 

M高は、今朝の再提出には大勢来ていたので

(ざっと30人くらいかという感じでした)、増えるなとは思っていました。

昨日の取り下げが15人あったとのことなので、

まあ、想定内ともいえなくもないというところでしょうか。

 

いずれにしろ油断はまったくできない数字です。

全教科80点超えを目標に(しかし、現実には理科、社会が

70点以下になった場合に他でカバーできるように)、

最後まで頑張るしかないと思っています。

 

現在、理科、社会の苦手分野を中心に取り組んでいます。

他に直前で取り組むべきことがあれば、ぜひご指示くださいませ。

 

<略>

 

2/15 父→ひらゼミ

 

少し応募が増えたので、Sとしては、少し気が引き締まっているようです。

ただ、T高、K高の倍率を見て、選択は間違っていなかったと思っても

いるようです。

 

数学、英語80点超え、国語を何とか頑張って75点に乗せて、理科、社会は

70点を確保できれば合格ラインかと思っています。

ギリギリではありますが...。

理科、社会で70点を確実に取るのが現時点ではちょっと難しいので、

ここを何とか補強したいです。

苦手分野を補強することと、問題文と選択肢をどう読み解くかという技術

(シミュレーション)を身に付けることがポイントと思っていますが、

なかなかハードルが高いようです。

 

国語は苦手なテーマの論説文と、古典(の混じった文章)をどう解くか、

ここが分かれ目だと思っています。

 

英作文、国語作文は何とか8割くらいは確保できるようにしたいです。

 

あと一週間、どう勉強すべきかのご指導も含めて、どうぞよろしく

お願いいたします。(本日は通塾する予定です。)

 

同日 ひらゼミ→父

 

S君が引き締まった状態とのこと、

このままのテンションであと1週間乗り切りましょう。

 

国語はおっしゃる通り、

論説文と現代文・古典融合問題がポイントになると思います。 

 

本文中や選択肢中の、抽象度が高い語句の意味が曖昧になった時に

ミスが出ますので、語彙を再度整理しておきましょう。

一度演習されているかと思いますが、対義語・類義語、慣用表現の

プリントをご用意します。

論説文で扱われるテーマも概観しておきたいと思います。

本日教室で扱いますが、ご自宅でお父様に解説いただけますと心強いです。

 

数学の大問Ⅰ(基本問題9問)と英語のリスニングは毎日継続しましょう。

図形の難し目の問題にはあまり時間を割かなくてよいと思います。

 

理社は都トレやVもぎ、Vサポート(Vもぎのおまけ)の反復でよいと

思います。

 

いずれも学習時間の7~8割を、既にできる問題、覚えている事項の維持に

充て、挑戦意欲や好奇心が疲れない範囲で苦手単元や難問にあたって

いただくイメージがよろしいかと。

 

<略>

 

2/15 父→ひらゼミ

 

<略>

 

国語はご提示の点を確認していきます。作文対策もしてみます。

 

数学は[2][4][5]の最後の問題は落としてもいい、というつもりで

他をしっかり固めます。[1]のトレーニングはしっかりと。

 

理科、社会は、都トレ、Vもぎ、Vサポートと過去問を繰り返してみます。

 

英語はリスニングを繰り返して、あとは作文ですね。

あとは感覚を失わないように、文章を読むことはしていきます。

 

確実にできるところを取る作戦になるので、ご提案のとおり、難問は

基本的には捨てて、既にできる問題、覚えている事項の維持に充てて

いきます。苦手単元は、本人がやる気になっているので、頻出の分野を

中心に少し取り組んでみます(とくに理科、社会)。

 

なお、明日は自宅でこもりたいようなので、お休みさせてください。

勝手を申し上げて恐縮です。

 

ボーダーは370点ほどかと見込んでいます。理想は数学、英語が80点

超え、国語を何とか頑張って75点に乗せて、理科、社会は70点ですが、

各科目とも70点を確実に取って、いずれか2科目で80点越えをめざす、

というあたりが現実的なところでしょうか。理科、社会は油断すると

60点台になるので(出題によっては国語も)、しっかり臨みます。

 

<略>

 

2/16 ひらゼミ→父

 

本日のご自宅での特訓、了解いたしました。

昨日、国語の教科書巻末を見ながらS君ともお話ししましたが、

論説文テーマの概観をお父様にお願いできるとすると、

これ以上恵まれた受験生はそう何人もいないと思います。

私も一緒に聴講させていただきたいくらいです。

 

今朝は犬の散歩の時間から空気が変わってきたのを感じました。

昨日までの寒さは緩み、湿り気も戻ってきました。

インフルエンザのピークも過ぎたようですので、

ラストスパートには不安無しですね。 

 

あと1週間、お姉さんも含めてもう数日間、

このまま乗り切りましょう。

 

2/19 父→ひらゼミ

 

本日は急にすみません。結局、終日、ほぼ寝ておりました。ちょっと

ノドも痛いので、軽い風邪かもしれません。(腹痛は持病です。)

本番前でよかったです(と思うことにしました)。

 

今日はほぼ勉強ができていませんが、もう新しいことをやる時期でも

ないので、体調を整えることに注力します。

 

数学[1] と英語リスニングは毎日、やっています。

国語の[4](評論・論説文)もやりたいのですが、理科・社会の不安を

埋めるほうが先になって、ちょっと手が回っていません。

 

結局、国語については、週末も、過去問の解き方の確認をするところで

留まりました。知らない言葉が出てくると「わからない」と思って

しっかり文章が読めなくなってしまうので、むしろわからないまま読む

という作戦に切り替えました。

 

過去問の「複雑適応系」という言葉がわからないので、結局、できが

悪かったのですが、「複雑で、何かに適応するのだな」くらいで

読み進めていけばいい、という心構えを徹底するしかないかと...。

ほかに「因果関係」などもよくわからないので、何となく読んで、

設問に回答することになってしまっているようでした。

 

知らない単語でも、解答にとって重要な場合は、必ず本文に説明がある

ことを伝えました。

 

英語でも同じ傾向があって、知らない単語が出ると、推測とか思い込みで

答える傾向があるようです。こちらも、知らない単語は出ない、出ても

わかるように書いてある、ということを伝えました。

 

いつもどおりに臨めばいけると思うのですが、昨年に比べてやや難化

すると予想していますので、正直、戸惑って、変なミスをしないか

どうかが心配です。しっかりシミュレーションをしておこうと思います。

 

2/19 ひらゼミ→父

 

S君は静養中とのこと、今日の雨でまた一歩春の空気に近づきそうですので、

回復には好条件ですね。

腹痛はちょっと心配ですが慣れていらっしゃるので大丈夫でしょうか。

 

各教科の進捗をお知らせいただきありがとうございます。

お姉さんの中学受験の時もそうでしたが、

ご家庭の絶大なバックアップ、頼もしい限りです。

 

いつも通りにできるか、という不安をほとんどの受験生が抱えていると

思いますが、テニスの大会前と似ている部分もあり、

経験値がアドバンテージになっていることをS君にも意識していただき、

落ち着いて充電していただけたらと思います。

 

2/19 父→ひらゼミ

 

十分なサポートができているかどうか、心許ないですが(やれば

やるほど、穴が見えてきて、私のほうが焦っています)、ここまで

来たら、まとめノート(過去問やVもぎを見直して頭に入れたい

ことをまとめたノート)を見直したり、当日のシミュレーション

(それぞれの問題にどう臨むか、注意点は何か)をしたりするしか

ありません。英語リスニング、数学[1]は毎日やって、あとは余裕を

みて、という感じです。今日はあとは国語をやってみます(論説文

と作文を中心に)。

 

腹痛は小学校からの持病です。半年に一、二回ほど、うずくまるほど

痛みがあり、学校を休みます。(原因は機能的なものらしく、昔で

いう「癪」(差し込み)だと思われます。)幸い、昨年から服用して

いる薬が効くため、ここ1年は早めに対処ができるようになりました。

 

本人はかなり不安になっているらしく、「大丈夫かなあ」とつぶやいて

います。テニスの試合と似ていますね。本人にテニスと一緒と言って

みたところ、テニスは楽しいから緊張しないと言っていました(笑)。

 

とはいえ、ここまで積み重ねてきた経験がアドバンテージ(拠り所)に

違いありません。3教科で大きくコケないかぎりは大丈夫だと言って

おきます。1、2教科のちょっとのミスは何とかカバーできる点数は

取れるはずなので...。

 

昨年の平均点をみると、今年は全体に難しくなると思います。とくに

英語、国語、数学で難しくなると思います。Sの得点源ですので、あまり

嬉しくないのですが、まあ、全体の合格点も下がるはずですので、よい

方向に考えれば、他の受験生よりも得点の下げ幅を少なくすればよい

ということですね。

 

2/20 父→ひらゼミ

 

本日は予定どおり、通塾する予定です。

昨日はしっかり休んで、体力は回復したと思います。

ちょっとだるいようなので、本調子というわけではなさそうですが...。

 

入試前は本日が最後の通塾となります。

以下、状況と認識の共有をさせてください。

 

◎本人の精神状態

 

体調は何とかなりそうですが、精神的に不安になっているのが心配です

(本人ははっきり言いませんが、たまに弱音をつぶやいています)。

ここ一ヶ月、過去問や予想問題(都トレ+II、ベネッセ)では、375点を

下回ったことはないので、通常どおりの力を発揮すれば大丈夫だと

思いますが、直前になって、「本番でミスしたらどうしよう」という

思いが生じているのだと思います。

 

「ちょっと緊張するくらいでちょうど良い」と言ってみても、頭では

わかっていても、なかなか難しいですね...。ここまでやってきたものを

見て、気持ちを落ち着けるしかないかなと思うのですが...。

Vもぎも、過去3回は、M高だけを見れば、C、C、Bと上がってきていて

(最後のBもA/BのBです)、そこから積み上げもあるので、ある程度、

自信を持っていいとは思うのですが...。

 

本人は自分の実力はわかっているので(理科、社会は高得点は難しいこと、

国語と英語が不安定なこと)、なかなか声がけが難しいですね。

 

妻は「ダメなら私立併願校でいいんだから。私立併願校も良い学校。

人生、何が幸いするかはわからないんだから」と言っています。

(妻は公立高校入試に失敗して、予想外だったので、滑り止めを

確保しておらず、そこから入れる他県私立に入った経験があるので...。)

まあ、私もそう思います。

 

ぜひ先生からも何か声をかけていただけると嬉しいです。

 

◎得点の見込みと直前のツメ

 

ところで、375点を下回ったことがないとはいえ、科目間ででこぼこが

あります。

例えば、H27年度は国語が58点とさんざんだったのですが、

英語が90点でカバーしました。

他の年度なども、いずれかの教科でやや大きめのマイナスが出るのですが、

他の教科で取り戻して375をキープしている感じです。

国語の[4][5]と理科・社会の出題分野によってできが左右される印象です。

 

理科、社会ははだいたい60?65点という感じです。できても70点。

ですので、英語、数学、国語で大きなミスをしない(他でカバーできる

程度のミスなら可)ことが重要になりそうです。つまらないところで

点を落とさないための間際の策を立てているところです。

 

例えば、英作文であれば、

  ・大文字で始まり、ピリオドで終わる

  ・単数・複数を間違えない(it is か they are か、冠詞+単数形か

   複数形か、など)

  ・時制に注意

などをチェックする、といったことです。

 

国語は、選択肢式の問題は、何となく答えてしまうときがあるので

(思い込み、決めつけ)、しっかり根拠を見つけて答える練習をギリギリ

までしたいところです。

本文には線を引いたりして読むようにはなってきているのですが、

選択肢同士を比べる段階でちょっと思い込みが出てしまう傾向にある気が

します(とくに慣れない概念・表現がある場合)。

作文は、型を決めて書くようにしていますが、そもそも主題をつかみ損ねる

ことが多いので、満点は難しいとしても、誤字脱字のミスは減らしたいです...。

 

数学は、捨てる問題と解く問題を決めているので、落ち着いてできると

思います。ただ、解く予定の [3] の最後の問題(関数)があまり難しく

ならないことを祈ります。

あとは、[2]問2(証明)の部分点をどうやれば取れるかを考えておく

くらいでしょうか...。

[4][5]の最後は解く気がまったくないようです。

(確かに [4] の最後はひらめきが必要な場合があるので、ちょっと難しい

かもしれません。

[5] の最後は、求めたい角・長さ・面積が含まれる平面で上手く切り取れば、

解ける可能性はあると思うのですが、そこに時間をかけるよりも、

他をしっかり解きたいと本人は思っているようです。

(それなら、[2] の最後のほうが、力わざで解ける場合がある、と思って

いるようです。)

 

理科、社会は、知識があっても、早とちりでミスをする場合と、問題

(資料・設問)と選択肢を読み解けずにミスしてしまうことがあります。

とくに統計などの数字のときに、どこに注目すればよいかが曖昧なまま、

解いてしまうことがあります。都立は、特徴的な数字だけ見ていけば

ヒントになって解けるようになっているので、もったいないなと思います。

あとは、記述式の解答については、慣れていないせいか、×ではないが

満点でもない、ということが多いです。

ここはもう難しいので、誤字脱字をしないことを徹底したいと思います。

 

先生からも各教科についてアドバイスがあればぜひお願いいたします。

 

◎ここ数日の取り組み

 

数学[1]とリスニングは毎日やっています。英語過去問と国語過去問を

一日ずつやりました。あとは理科、社会を中心にノートを見直しています。

 

もう今日、明日しかないので、新しく何かができるわけではないのですが、

すでにできているところをさらにしっかり固めることとと、せめて、教科

ごとにシミュレーションをして、

 ・迷ったときにどうすればよいか(とくに選択肢が二つに絞れたあと)

 ・つまらないミスを防ぐためにどこをチェックすればよいか(とくに

  英語作文、国語作文)

 ・自信のない問題は、とりあえず解いておいて、印をつけておいて、

  あとで見直す(時間配分を守る)

といったあたりを確認するしかないかなと思っています。明日は、簡単な

シミュレーションをするくらいでしょうか

...(イメージトレーニングですね、ある種の)。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

同日 ひらゼミ→父

 

ご連絡ありがとうございます。

本日は入試前の最後の授業ですね。

 

精神面・学習面のご様子をお知らせいただきありがとうございます。

 

精神面に関してはどの受験生もかなり追い詰められた状態になり、

オーバーフローぎりぎりで入試を迎えるケースが毎年多いのですが、

力を発揮できなかったという感想は不思議と聞こえてきません。

保護者の方がテスト後に寝込んでしまうケースは毎年見られるのに比較して、

14~5歳のメンタリティーはしなやかで強靭なんですね。

特に男子にとって、

高校受験は成長するちょうどよいタイミングにあるイベントに思えます。

 

相対的に見るとS君はかなり落ち着いているように思います。

ですので、よく見られるポカは出てしまうとは思いますが、

いつもの力は発揮できると確信しております。

 

おっしゃる通り、教科毎に凸凹はあるものの、

5科で見ると一定のレベルにまとまるようですね。

Vもぎでもそのように推移してきています。

体調が戻れば心配要らないと思います。

 

学習面につきまして、

数学[1]とリスニングを毎日続けてらっしゃるとのこと、

臨戦態勢を維持されていて素晴らしいです。

 

特に数学大問[1]は得点源として美味しいという事以外に、

小学生における100マス計算のような効果があるように思います。

アウトプット全般のエラーが減り、

他の教科にも波及効果があるように感じております。

 

本日のS君との学習では、

今までほとんど扱ってこなかった国語[3]文学的文章の問題について、

石原千秋「小説入門のための高校入試国語」を題材にしようと思って

おります。

今までどの教科もがっぷり四つに組んで来ていますが、

最後に冷めた視点からカメラを覗いてみるのも良いのかなと。

上位校受験生にここ何年か試しており、

役にたつか、最悪でも邪魔にならないように思います。

 

例年受験生にお伝えしているアドバイス(たわいもないことですが)も

多少ありますので、

それらをS君にお伝えし、送り出したいと思います。

 

同日 父→ひらゼミ

 

ありがとうございます。先ほどは(も)長文メールをお送りしてしまい、

恐縮しております。

 

親としても本人としても詰め込みたいので、どうしてもオーバーフロー

ぎりぎりで臨むことになってしまうかと思います。(いけませんね、

ちょっと反省しました。)

 

とはいえ、逆に「ここまでやった」という思いが受験当日に発揮される

ということかもしれません。先生がおっしゃるとおり、子どもは大人が

思うよりも強いと思います。目に見えて成長するこの時期、高校受験は

超えるべきハードルなのだと受けとめました。

 

何でもすぐに「わかった」と思ってしまって、細かいところを確認しない

ミスをしがちのように見えます。まあ、(文章を読むのが苦手という

こともありますが)性格かもしれません。ミスは当日も出てしまうかも

しれませんが(多少の防衛策は伝えますが)、いつもの力を発揮できる

という先生の言葉を信じたいと思います。

 

教科のでこぼこは致し方ないですね。ムラがない受験生は、かなりの

上位校を目指しているはずですので... (^ ^)。M高も以前に比べると

かなり難しいと思います...。ちょっと前のT高くらいのイメージです。

(K高からもっとM高に降りてくるかと思いましたが、それほどでも

ありませんでした。T高の偏差値もバブルっぽいですが、K高も

バブルな感じがします。)

 

さて、数学 [1]とリスニングは、なるほど確かに「100マス計算」効果は

あるかもしれません。とにかくできることをしっかりやる、とくに

アウトプットをすることは重要ですね。今日、明日も繰り返したいと

思います。本人も落ち着くようですし...。

(本人の希望で、数学 [3] もあわせてやっています。)

 

本日の題材について、承知しました。私は拝読したことがないもの

ですが、先生の見立てにお委ねいたします。先生からの受験生向け

アドバイスもぜひお願いいたします。

 

私からは、今日はデータで本人を安心させて、明日はシミュレーション

(イメージトレーニング)で安心させることができればと思っています。

 

当日は本人の力と運にすべてを任せたいと思います。本日もよろしく

お願いいたします。

 

2/20 父→ひらゼミ

 

ありがとうございます。お陰さまで、落ち着いた様子で帰ってきました。

石原千秋「小説入門のための高校入試国語」の話は興味深かったようです。

 

本人は、緊張はしていないと言っています。模試で慣れている

からだそうです。当日の心構えもありがとうございます。

 

今日、明日も、あまり特別な感じではなく、いつもどおりに

過ごしたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

 

2/22 父→ひらゼミ

 

先ほど高校に入りました。あとは本人と天に任せるのみです。

ここまで本当にありがとうございました。

 

私のほうが緊張してダメですね(笑)。本人は落ち着いた様子でした。

 

ひとまずご報告とお礼まで。

 

同日 ひらゼミ→父

 

おはようございます。

もうこの時間は国語が始まってますね。

北で大きな地震がありましたが、都立受検生にとっては穏やかな朝になり、

きっと皆実力を発揮してくれるものと思います。

 

昨年、私の長男の受験はあまり期待してなかったので緊張もありません

でしたが、それでも発表までが長く感じたことを思い出しました。

 

S君の後は続けざまにお姉さんですね。

ご両親の大変さは想像もつきません。

 

もうしばらく臨戦態勢が続くと思いますのでどうぞご自愛ください。

 

同日 父→ひらゼミ

 

ありがとうございます。私のほうがまったく落ち着きません。

発表まで続くのでしょうね…。

 

姉のほうは、本人次第とは思っていますが、

何とかなってほしいという思いもあり…。

 

引き継き、よろしくお願いいたします。

 

同日 父→ひらゼミ

 

ありがとうございます。自己採点をしました。

 

社会がかなり難しかったと本人は言っています(60点程度)。理科は

かなりへまをした感じです(60点かプラスマイナス4点)。国語は、

作文はまったく読めませんが、かなりできました。数学、英語はいつも

よりちょっと足りないという感じでした....。

 

国語の作文と社会の記述は除いて、かつ、英作文を甘めに見て、366点

という感じです。平均点が、事前の見込みどおり、下がっていてくれれば、

何とかひっかかるかな、という感じでしょうか。最後までドキドキです。

 

まあ、自己採点なので、予断を許さない状況ではあるのですが...。

 

ひとまずご報告まで。

 

同日 ひらゼミ→父

 

お知らせありがとうございます。

解答だけチラッと見ただけですので難易度は分かりませんが、

形式は例年どおりだった感じですね。

 

ラインを越えていることを願っております。

 

2/25 父→ひらゼミ

 

昨日、久しぶりのテニスレッスンにいき、筋肉痛にあえいでいます。

今日もレッスンにいきました。明日から期末テストなのですが...(笑)。

 

自己採点が正しければ、次のとおりです。

 

  国語 88+作文(一応、書けたらしいので、5点くらいは取って

     いたいところです)

  数学 78(得意の関数 [3] のラストができませんでした。残念)

  英語 72+英作文(一応、書けていたようなので、3点×3文で

     9点くらいは取っておきたいところです)

  社会 60+記述2問(あわせて3点くらいは部分点がほしいところ)

  理科 60(ポカミスが2問...。もったいないです。何をマークした

     かわからない問題ひとつがあるので、運がよければ+4点

     ですが、まあ、考慮しないでおきます)

 

合計は、358+作文・記述ですので、上記の希望的な観測ですと、

375点です。自宅で過去問に取り組んだときに375点前後だったので

ほぼ同じ点数です。

 

Vもぎの基準点(60%)は1000点満点720点、Sの内申(換算46)を

考慮すると、5教科(500点満点)で必要な点数は363点ですので、例年

どおりであれば何とか合格かなというところでしょうか。

もっとも、マークミスや誤字脱字などの可能性を考えると、

油断はまったくできないわけですが...。

 

5教科全体として難化(平均点が下がる)してくれていれば、もう少し安心

できるのですが、今日、学校でSが友だちと話した感じだと、

 ・社会の難化は確実

 ・国語は易化したのでは?

というところです。ウェブ上で見られる塾などの分析ですと、英語と数学も

やや難化して、理科は変化なしかやや易化という感じですが...。

 

ただ、昨年度の平均点が高すぎるので、全体としては難化する方向で出題

してきたはずのですので、トータルの平均は305?310点くらいかなと

予想しています。果たして...!?

 

もっとも、M高の受験者層が、N高、K高などから流れてきた「できる層」

だった可能性もありそうで、なかなか落ち着きません...。

(本人は受かっただろうと思っているようですが、私が心配するので、

若干、不安になっているようです(ので、もう言わないようにしようと

思っています)。)

 

つまるところ、Vもぎの基準点がどのくらい信頼ができるのかによるのか

と思っています。

 

Wもぎの基準点は低いので(5教科で352点)、こちらだともう少し安心

できるのですが、ただ、ちょっと低すぎる印象です。

 

SはB判定でM高を受験したわけですが、一般にどのような受験者層が

受験するものなのでしょうか? 一説には、基準点(60%)よりも

上位(安全校から実力相当)の受験者が6割、下位(Sと同じで実力

相当から挑戦校)が受験者が4割くらいと聞いたことがあるのですが...。

だとすると、1.5倍の競争率の場合、Sはまさに境界線ですね...。

 

すみません、報告のつもりが、落ち着かないので、何だかお悩み相談の

ようになってしまいました...。お忙しいところ恐縮です。自己採点結果の

お知らせまでに。

 

同日 ひらゼミ→父

 

詳細な自己採点結果をありがとうございます。

 

国語は漢字1つ以外は全部できていたんですね!素晴らしいです。

数学、英語もまずまず手堅くまとめてきた感じで、理社も想定内ですね。

おっしゃるとおり、マークミス等が無ければ大丈夫なような気がします。

 

平均点につきましては国語は明らかに易化、それ以外はどうでしょうか…。

全体としては昨年より難化に設計してあるはず、とのお見立ては私も同感です。

 

Vもぎの基準点につきましては、最上位校以外は厳しめの数値と考えて

おります。

総合点が基準を多少下回ってもほぼ合格してきた印象があります。

 

当塾に限って申し上げますと、

過去20年間、Vもぎを複数回利用して受験に臨んだ生徒数はざっと200人

くらい、その90%、180人はS・A・B判定の高校を受験しているはずで、

180人中、不合格は1人でした。

(その1人はK高がずっとA判定だった女子で、自己採点でも余裕の得点

でしたので、おそらく解答欄のズレなど想定外のミスだったのだろうと

思っております。)

 

M高の受験層につきまして、周辺校で募集定員の増減はK高(1クラス減)

のみ、新校舎完成や統廃合など大きく動く要素はありませんので、

昨年からかけ離れた受験層にはなっていないのではないかと推測されます。

(町田総合が定員割れするかと思ったら、そうでもなかったですね。

関係ありませんが。) 

 

昨年のM高の受験層につきましては

受験者165人中95人分のデータがVもぎに集まっており、

以下の分布が見てとれます。

 

上位層(S~B判定相応)35%

実力相応(C判定相応)30%

チャレンジ(C以下相応)35%

 

Vもぎがデータを回収できていない受験生が上位層ばかりとも考えにくく、

上位6割、下位4割という見立てよりは緩いとお考えいただいても大丈夫な

ように思います。

 

D,E判定相応の受験生が結構多いなという印象ですが、これはM高に限った

ことではないようです。

安全志向が高まっているとは聞くものの、

ボーダーから大きく下回る層もけっこうな割合で見られ、

もぎテストの結果を活用できていないのが不思議です。

すべての公立中に進路指導のベテランが配置されている訳ではないのが

悩ましいところです。

 

奥様がドンと構えていらっしゃるとのこと、ご立派です。

女性の強さは私も骨身に沁みております…。

 

<略>

 

2/26 父→ひらゼミ

 

詳細な情報をありがとうございます。安心しました。

 

国語は漢字一問以外は正解だったようです(Sのことなので、

多少の誤字脱字はあるかもしれませんが、作文でマイナス2点は

織り込み済みです)。英数も含めて、一定点数をいつも

取れる力はついていました。いずれも「ひらゼミでどんだけ

やったと思ってるの」と本人は自信を持っていました

(とくに国語小説文、英語会話文にはかなりの自信を

持っており、数学の[2][4][5]の最終問題以外も確実に

できるところまできていました)。本人の自信どおりに

なりました。先生には感謝あるのみです。

 

理科、社会については、正直、直前期に時間をかけなさすぎたかと

思っています。私の見込み甘でした。理科、社会は伸びが悪かったのと、

当日の当たり外れが大きいことから、平均点プラスアルファを

目指し、残り三科目で確実に得点する戦略を取りましたが…。

 

理科はポカミスが二問あり、私も設問に下線を引きながら

解くことを徹底させられなかったのが悔やまれます。

 

国語はやはり易化ですよね…。Sの周りも高得点が多かったようです。

社会の難化は思ったほどではないように思いますので、平均点は私の

見込みよりも上、315前後かもしれないと思えてきました。

 

ちなみに今回のVもぎの基準点は、前年の入試(2018年度入試)の

難易度(つまり平均点が例年より高め)をもとに算出しているものなので

しょうか? 平均点が前年(2017年度入試)よりも20点以上も上がると、

基準点もかなり上がるように思えるので…。

 

あるいは、平均点の変動も見越して少し厳しめに設定していると

言うことでしょうか!?

 

受験者層の情報もありがとうございます。C判定以下の受験者層が

多いことに驚いています。大学入試ならともかく、(ほぼ)一発勝負の

都立入試では、C判定でもかなり勇気がいります(SがT高に臨み切れ

なかったのもB以上が取れなかったからという要素もあります)。

大学入試と異なり、出題傾向・形式・範囲が(今回の社会のように

マイナーチェンジはあるとはいえ)一定の試験では、模試や過去問の

結果から本番の出来もかなりの程度、想定できるはずです。

ダメモトの挑戦者が少しいたとしても、さすがに半数以上がC判定または

それ以下というのはけっこう多い印象です。おっしゃるとおり、中学校の

進路指導が充分に機能していないのかなと思われます。

むしろ、責任問題を回避するため、踏み込んだ指導をあえて行わない

ようにしているとさえ感じられます。

我が家は先生に相談に乗っていただけたのでよいのですが、確かに

塾によってはチャレンジさせてしまうところもあるかもしれません

(塾の実績を上げることにつながりますから)。

 

まあ、中学生ですから、確かに一ヶ月もあれば学力あるいは入試

対応力はかなり伸びるケースもありますので、私立が併願優遇で

決まっているのであれば、都立は挑戦する選択肢もあるとは思います。

Sの場合は、本人が熟慮の結果、都立優先という方針になりましたから、

T高は諦めましたが…。

 

親としては、よい選択だったと思います。これでダメであっても、

そもそもT高もダメだったわけですから、諦めもつきます。

そもそも学校は家から近いほうがよいというのが我が家の考えですので、

私はK高、妻はM高を推していました。

まあ、強く言うことはしませんでしたが…。

本人が決めることが大事なので。妻は一貫してM高がいい、ダメなら

私立併願校でいい(本当はもっと近いY高やZ高でいいと言っていましたが、

本人が嫌というので…)と言っていました。

いつもどしっとかまえていて、いや、女性は強いです(笑)。

 

ともあれ、おっしゃるとおり、受験者の6割のデータであれば、

残り4割もほぼ同じ比率とみて、

Sはもともと真ん中くらいにいた感じでしょうか。

ちなみに残り4割はWもぎを受けているということなのですかね!?

 

町田総合をはじめ、昨年度から大きな変動はなさそうです。

M高はもう少し受験者を減らすかと思いましたが、

K高のクラス減の影響でしょうか、多少、M高に回ってきたと思われ、

結果としてはそこまでの減少でもなく、昨年どおりという印象です。

 

<略>

 

同日 ひらゼミ→父

 

こんにちは。

いただいたメールは本当に私の勉強になります。

ありがとうございます。

何度も読み返してから返信いたしますので遅くなってしまい申し訳

ありません。

 

S君お姉さん、マーク模試で解答欄をずらしたことがあったんですね!

昨日、今日は実力プラスαを発揮されていますように。

 

Vもぎの基準点は基本的には前年度の結果から算出されています。

今回2019年度の基準は前年基準よりも20点~30点高くなっている高校が

ほとんどのようです。

 

<略>

 

前年はM高受験者の6割のデータがVもぎ(進学研究会)に集まり、

残りの4割は

①Wもぎ利用 

②Vもぎを利用したが結果報告をしない

③受験生は塾に報告したが塾がVもぎに報告しない

④中学の復習確認テスト(実際はWもぎ)だけで判断

が考えられます。

①②が大半かと思いますが、けっこう③も多いかもしれません。

 

M高の受験層では④は少ないと思われます。

 

<略>

 

なお当塾の過去データにおける判定は、その受験生の最後のVもぎです。

ほとんどの受験生が1月模試を受けていますが、

中には12月まで受け、そのまま本番に臨む強者もいました。

 

<略>

 

同日 父→ひらゼミ

 

<略>

 

 > Vもぎの基準点は基本的には前年度の結果から算出されています。

 > 今回2019年度の基準は前年基準よりも20点~30点高くなっている高校が

 >ほとんどのようです。

 

なるほど、やはりそうなのですね。ということは、平均点が下がれば

基準点(つまり実際の合格ライン)も下がるということですね。

 

<略>

 

いろいろ見てみたところ、

 

 ・国語は上位・中位の受験生は確実に得点を伸ばしていると思われる

 ・理科も上位の受験生は得点を伸ばしていると思われる

 ・英語、数学は上位には影響はそれほどなく、下位の受験生が得点を

  下げていると思われる

 ・社会はすべての受験生が得点を下げていると思われる

 

という印象です。平均は昨年より数点下げる程度かなと思います。やはり

315点程度でしょうか...。素人考えですが...。

平田先生の見立ても伺ってみたいです。

 

総合点では、少なくとも昨年度よりもアップすることはなさそうなので、

合格基準点を超えていれば、合格の可能性は高まりそうです。

 

 > 前年はM高受験者の6割のデータがVもぎ(進学研究会)に集まり、

 > 残りの4割は

 > ①Wもぎ利用 

 > ②Vもぎを利用したが結果報告をしない

 > ③受験生は報告したが塾がVもぎに報告しない

 > ④中学の復習確認テスト(実際はWもぎ)だけで判断

 > が考えられます。

 > ①②が大半かと思いますが、けっこう③も多いかもしれません。

 > 

 > M高の受験層では④は少ないと思われます。

 

なるほど...。(1)(2) であれば、M高に上位層が流れ込んでいるという

感じではなく、Vもぎが把握していない4割も、把握している6割と

同じ状況だと考えてよさそうですね。安心材料が増えました。

 

 > >上位層(S~B判定相応)35%

 > >実力相応(C判定相応)30%

 > >チャレンジ(C以下相応)35%

 >

 > このデータは自己採点結果の集積でして、

 > 「C判定」というのは「C判定相当の総合得点」という意味でした。

 

ということは、実際にM高を受験した生徒が当日、実際に得点した

結果をみると、事前にVもぎが予想していた合格基準点(690点だった

と思います)に対して、

 

 ・上位層35%‥‥B以上ですから合格基準点(60%ライン)よりも

  上の得点(つまり690点以上)を取った

 ・実力相応30%‥‥C判定ですから40%ライン(690点より少し下)

 ・チャレンジ35%‥‥上記よりも下

 

という割合だったということですね。

 

... ということは、

Vもぎでは、当日の自己採点結果も集めているということなのですね! 

Sに対してもこれから調査があるということですね...!?

 

自己採点といっても、記述などは何点になるか、判断が難しいですよね!?

 

 > 直前のVもぎの判定と全く同じ分布ではないとは思いますが、

 > まあまあ近いのではないかと思います。

 > 今回もC~D(場合によってはE)判定の状態で受験した生徒も

 > 30%以上いたのではないかと。

 

なるほど...。私立が決まっていれば、チャレンジできますからね。

また、M高の場合、Wもぎのほうが低めの基準点を設定していますので

(1000点満点でいうと、Vもぎ720点に対して、Wもぎは705点)、

大丈夫と考えて受けた受験生もいそうです。

 

 > なお当塾の過去データにおける判定は、その受験生の最後のVもぎです。

 

わかりました。SでいうとB判定(1月2回目)だったということに

なりますね。

 

<略>

 

3/1 父→ひらゼミ

 

<略>

 

いよいよ発表です。私は仕事のため、妻が見にいきます。

 

<略>

 

今日は本人から電話する予定です。朝から恐縮ですが、

よろしくお願いいたします。自分で受けた入試の発表のほうが

はるかに気持ちが楽ですね(笑)。

 

同日 ひらゼミ→父

 

おはようございます。

S君の合格おめでとうございます!

 

大丈夫だと思っておりましたが、

いえ、そう思っていたからこそ緊張感してこの日を待っておりました。

犬も緊張感を察知したのか今朝は散歩に時間がかかり、

戻ってきたと同時にS君から吉報をいただきました。

直接S君、奥様とお話しできて良かったです。

 

 

>上位層(S~B判定相応)35%

>実力相応(C判定相応)30%

>チャレンジ(C以下相応)35%

 

につきましてお伝えしたかったのは、

①2018年結果から見まして標準偏差はけっこう大きく、

 ボーダー付近に密集しているような分布ではなかった。

②受験直前の模試でおそらくC判定以下だったと思われる層が35%あり、

 今年もB判定以上であれば合格可能性が高い。

 

ということでした。

去年がこうだったので今年も似たような感じではないでしょうか、

というザックリした解釈でして…。

前年結果と当年の予測、判定、基準点などの要素の捉え方と定義が曖昧

でした。春休みの私の宿題は数学Ⅰ「データの分析」に決定ですね。

 

なお差支えなければS君の自己採点結果をVもぎ(進学研究会)に

報告させていただきます。

集計されたものはおそらく6月頃に各塾に提示されると思います。

もしお仕事上お役に立つ部分があるようでしたらご報告いたしますので

お申し付けください。

 

<略>

 

同日 父→ひらゼミ

 

Sの父です。ありがとうございました。とにかくひらゼミで鍛えて

いただき、国語、数学、英語で得点を安定して稼げるようになっていた

ことが合格の大きな基盤となりました。先生には感謝しかありません。

 

理科、社会は、平均点+αをねらう戦略も、結果的にですが、はまった

かと思います。もともとSが時間をかけて繰り返し理解を定着していく

タイプの学習が好きではない点を考慮しました。

 

T高からM高にするかどうかのさいも相談に乗っていただき、ありがとう

ございました。T高を受けるとすると、学校を休んで理科、社会を特訓

するしかない、という話をわが家ではしていました。Sの性格上、学校を

休んで受験勉強をするのはあまりよい影響は出ないように思いましたし、

学校以外の生活(特にテニス)を考え合わせると、M高がベストだったと

思っています。(私はK高を推していましたが、本人はM高のほうが

よいと思っていたので、結果としてはよかったです。)

 

受験者分布の件、ありがとうございます。確かに受験者層を見るとかなり

ばらつきのある分布なのかもしれません。先生が B 判定以上であれば

実力どおりならば、合格可能性は高いとおっっしゃっている趣旨は理解

しておりますので、ご安心ください。今回は、模擬試験の会社はやっぱり

プロだなとは思いました。実際の合格最低点はVもぎの合格基準点よりも

下だと思いますので、倍率によっては、実際にはC判定でも可能性は低い

とはいえない数字だと感じました。

 

模擬試験の結果(偏差値)と基準点については、読み切れないところが

あると思います。データの性格がすべて企業側から公表されているわけでは

ないので、解釈に幅がどうしても出てしまいます。受験生も偏差値、基準点、

判定の意味を十分に理解していないケースが多いのではないかと思います。

下手をすると学校の先生もそうかもしれませんね...。

 

おっしゃるとおり、数学(統計)的な知識がないと、正確な解釈は難しい

ところがあるなと感じました。ただ、Vもぎが6割もの受験生のデータを

持っていると伺い、それならほぼ正確な数字が出せるわけだと思いました。

6割ならばほぼ外すことはないはずです。不確定要素は、当日の試験の

難易度でしょうけれど、受験者層が変わるわけではないので、じつは事前の

模試判定とほぼ同じ結果になると想定できます。

 

去年のように、教科間で難易度が大きく違い(平均点で10点も違う)、

また、英語のようにいびつな分布になってしまうと、正直、入学試験として

機能を果たせているかどうか、疑問はなくはありません。単純に素点の

合計点(500点満点)を使うかぎりは、科目の得意・不得意が合否に大きく

影響を及ぼしてしまうからです。おそらく今年も国語と理科が簡単で、

英語と社会は難しい状況で、平均点でみて10点か下手をすると20点近く

違う教科が出てしまうと予想します。また、恐らく国語が去年の英語ほど

ではないにしろ、正規分布よりも上に偏った分布になりそうな気がします。

作問者のかたがたも、過去問のより精緻な研究が必要かもしれないなと

感じました。

 

<略>

 

さて、自己採点結果は、もちろんVもぎ(進学研究会)に報告して

くださって差し支えありません。

どの程度、正確に算出したほうがよいでしょうか?

とくに作文と記述を何点とみるか、けっこう幅がありそうですので...。

開示は確か5月になってからと思いますので...。

 

 > 集計されたものはおそらく6月頃に各塾に提示されると思います。

 > もしお仕事上お役に立つ部分があるようでしたらご報告いたしますのでお申し付

 

ありがとうございます。ぜひ拝見したいです。

 

<略>

 

同日 父→ひらゼミ

 

たびたびすみません。お伝えし損ねていました。ともかくSの受験が

成功したのは、ひらゼミで(学力はもちろんですが)自己効力感を

高められたことが大きいです。「ひらゼミでどんだけやったと思って

いるの」という心持ちで受験勉強と本番に臨めたのは、大変大きい

です。ぜひ今後も受験生に寄り添う塾であってほしいと願っています。

 

もうひとつ、ちょっとだけ気づいたことがありますので、念のために...。

 

「都トレ」は大変よい教材でした(形式・分量)。

合格にかなり貢献しています。

ともかく「都トレ」を(もちろん過去問も)解いて、間違ったところ、

曖昧だったところを、教科書や参考書で確認して(周辺を含めて)、

ノートにまとめていく(自分だけの参考書代わりのノート)、

という方法を繰り返していけば、都立入試であれば、一定以上の得点は

どの教科でもねらえると感じました。

ただ、社会の資料(図表など)がちょっと古いかなと思いました。

これは出版社側の問題ですので、ひらゼミでどうにかできないところですが、

少し新しい資料(少なくとも教科書に載っている程度の)で補足をする

ように、都トレの冒頭にでも書いてあるとよいのにと感じました。

 

出過ぎた話ですみません。参考になればと思いまして...。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

<略>

 

同日 ひらゼミ→父

 

当塾をご評価いただきありがとうございます。

今後も地に足をつけて私塾の役割を果たして参ります。

 

S君に対してはモチベーションを上げることに私の意識を向ける必要が

全く無く、学習内容のみに集中して進めることができました。

ご家庭で育まれた精神の健康さがどっしりした土台になっているように

感じます。

根がしっかり張っていますので、あとは花や実が楽しみです。

 

「都トレ社会」の資料は確かにくたびれていますね。

出版元ではおまけの冊子を2冊つけて多少補ってはいるようですが、

資料は更新してほしいところです。

営業担当に進言してみたいと思います。

 

その部分を塾オリジナルで補うのが本当のプロフェッショナルかも

しれません。

 

今年度の平均点予想に関しましては数値をあげないままになっており

ますが、例年は大雑把に難化・易化を見立てるのみで、

今年も未だ計算しておりません。

入試日を終え、中学の学年末テストにかまけているうちに発表に至る

という繰り返しです。

 

正直に白状いたしますと、諸々の数値分析は進学研究会に丸投げ状態です。

今回はいただいたご質問について確認したり考えたりするなかで

自身の分析の粗さや理解度の浅さを認識でき、本当に勉強になりました。

 

<略>

 

3/3 父→ひらゼミ

 

Sの父です。ありがとうございます。

 

家庭の育て方とおっしゃっていただけるのはありがたいのですが、

わが家は子どもの好きにさせているだけですので(笑)。平田先生の

おかげです。ありがとうございます。

 

「都トレ」はそろそろ更新かと思います (^ ^;)。個々の塾でフォロー

するには限界がありますので、やはり発行元の仕事だと思います。

 

ひらゼミの場合、模試判定をしっかりご覧になっているので、平均点

予想は必要ないということもわかりました。ひらゼミに限らず、どの

塾もVもぎがあれだけ正確なデータを持っていますので(6割とは驚き

です)、フォローの必要はほぼないように思います。それに、平均点が

上がっても下がっても、受験者層が変わるわけではないので...(大きく

下がると、内申点が低めの層が若干、不利になりますが)。

 

<略>